セッションのコツ

コーチングを受ける時のコツ①:詳しい状況説明はなくても大丈夫

はた

今回はセッションを受ける時のちょっとしたコツをお伝えします〜。

にゃんこ先生

え?コツってあるん?

はた

え?自分だれ??

にゃんこ先生

え?にゃんこだよ。

突然現れたにゃんこ先生はさておき、今までコーチングをする時、受ける時の両方を体験して言えるのですが、セッションを受ける時のコツって実はいろいろあります。

そのコツを知っておくと、セッションがより実りあるものになるだけでなく、セッションが終わった後でも、自分の内側で気づきが起きたり、そうだったんだ!と腑に落ちることが多くなります。

にゃんこ先生

え?もうタイトルに詳しい状況説明はなくて大丈夫って書いてるやん。コツってそれやろ。

はた

そうなんだけど😅
これってコーチングを受ける時だけでなく、普段の会話にも役立つから、もう少し解説読んでほしい〜!

テーマについてどこまで説明するか?と時間の関係

「今日はどんなお話しましょうか?」

毎回のセッションはここからスタート。
「今日はこんな話したい、あんな話したい」
「今こんなことが課題で、あんなことが気になってて」
クライアントさんはテーマを伝えてくださいます。

セッションの初めに、今日取り上げるテーマをコーチ・クライアントでしっかり共有することはとても大切な作業です。

で、テーマを伝える流れから

私がコレしてたら、Aさんがアレをこうしてきて、するとBさんがやってきて、気がついたらDさんとAさんがどっか行って…


と詳しい状況説明へ続く時があります。
私も以前はセッションで一生懸命伝えていました。
ある時、私が夢中で詳しい状況説明をしていたら、コーチからこんな提案がありました。

綾波コーチ
(仮名)

畑さん、安心して。細かく説明しなくても、あなた自身がわかっていたら大丈夫ですよ。
それをもとに、もっと本質的な話をしませんか?
例えば、その体験からあなたは何を感じたか?とか、何に気づいたとか。

そこで気づいたのです。

私って「何をどこまで伝えるか」とか「どうすればこの時間を活用できるか」とか、自分で何にも考えてないよね。ただ勢いでしゃべってる。それってかなりもったいないのでは??

詳しく説明するって結構エネルギー使うし、状況説明に時間取られると肝心なことを話す時間が短くなるし、なんかもったいない気がしてきたのです。

ということで、状況説明はやめて、自分が何を感じているか、気づいたこと、学んだことなど、自分自身についての話を通してテーマを深堀りすることで、セッションがより充実した体験を今もよく覚えています。

そもそも、なぜ詳しく状況説明するのか?

「そもそも、なぜ詳しく状況説明してしまうんだろう?」
この辺りを客観的に観察していて気づいたことが2つあります。

1. 特有の捉え方や固定観念がある

話している人が信じている特有の捉え方、固定観念がベースにある
例えば、

「全部説明しないと相手にわかってもらえない」
「詳しく説明した方が相手にわかってもらえる」

「いつも全て説明しないといけない」
「ちゃんと答えなければならない」

「詳しく説明する方が親切だ」
「詳しい説明は丁寧だ」

これらの捉え方や固定観念があると、自由に話がしずらくなります。
なので、とてももったいないです。
また、これらに共通する要素って何かな?と考察すると、背景に当人も気づいていない『不安感・不足感・悲しみ・しんどさ』があるのかな、と。それを埋めるために一生懸命に話しているように感じます。

当人も気づいていない『不安感・不足感・悲しみ・しんどさ』がある場合は、自分の労をねぎらうなどの自分ケアが必要なケースも多いです。
とても繊細かつ深い内容なので、ここでは取り上げませんが、自分で自分を大事にする、よしよしする、をして欲しい案件だったりします。

2. 「自由に話す」と「好きに話す」の違い

セッションでは、安心してクライアントさんが思うこと・感じることを、自由にたくさん話していただくことがとても大切です。

この「自由に話す」という状態には、ちょっとしたコツがいる。
コーチングは、コーチとクライアントによる双方向の対話で成り立っているので、どちらかが一方的に話すとか、会話のイニシアチブを片方だけがとっている状態だと、ちょっともったいない対話になるのです。
「自分の好きなことを好きなように話す」とはちょっと違ったりします。
また「コーチはなんでも聞いてくれる」とも違ったりします

なんのために話をしているのか?

詳しい状況説明をしたり、取り上げた2つのような話し方をすることが「正しい、間違っている」「良い、悪い」ということではなく、また、それらをしてはいけないということでもなく、「今なんのために話しているか?」を意識して話しませんか?という提案をお伝えしたい。

目的を持って話す、対話する
これがコーチングが機能する大きな要素の一つだから。

もしうっかり話に夢中になって、細かい説明にはまったり、話が脱線したり、なんの話しているのかわからなくなったとしても大丈夫。
そんな時は、その都度コーチが話の本線をどれにするか確認するので安心してくださいね☺️

コツのまとめ

にゃんこ先生

もう少しって、結構解説長いな。

はた

長くなってしまった💦 ここまでをまとめるね。

  1. コーチングを受ける時は、詳しい状況説明はしなくても大丈夫!
  2. 説明をしないことで、肝心な話をする時間が増える
  3. 肝心な話をする時間が増えると、テーマをより深堀りできて対話が充実する
  4. 自分特有の捉え方や固定観念に気づくきっかけにもなる
  5. 自由に話すコツは、目的を持って話すこと
にゃんこ先生

久しぶりのブログ、どうにか書けてよかったやん。

はた

なんとかできた😅 次の記事も読んでもらえると嬉しいです〜!